伊勢原市沼目のマンションに風呂釜配管洗浄でお伺い致しました。
最近「給湯器を交換したら突如バスタブに、青い汚れが付着して取れなくなった」とお聞き
しました。お客様の推測では、以前使用していた給湯器から出た緑青(腐食錆)が配管内に
溜っていて、給湯器を新しくしたので性能が上がり溜っていた緑青が押し出された！？との
見解でしたが、この青い汚れは「銅石けん」と言い給湯器の配管部分に殺菌作用がある銅が
使われています。
特に、新しい給湯器や配管部分の銅は、酸化被膜が出来ていないので銀イオンが流れやすく
なっています。 使いこなすことで表面に膜が形成され銀イオンの流出は納まります。
青い色という事で、緑青と思いがちですが別物です。
心配される方もいると思いますが、身体に害はありません。銅は、体にとって赤血球をつくる
重要な役割を持っているくらいです 🙂
バスタブに付着した青い汚れ「銅石けん」に効く洗剤は「酸性」なら、クエン酸
「アルカリ性」なら、アンモニア水が効果的です。
※クエン酸を使用する場合は塩素系洗剤との同時使用は大変危険ですのでご注意下さい。
追い焚き配管内の汚れも気になるとの事！それでは、風呂釜配管洗浄に入ります。
風呂釜追焚配管洗浄
分かりにくいですが、洗浄剤を投入してうっすらと汚れが出てきました。
最近、給湯器を交換したと聞いているので配管内に溜っていた汚れですねぇ⚠
排水して露わになった複数の汚れです。素手で作業できるほど安全な洗浄剤を使用して
いますので時間はかかりますが、確実に除去できました。
排出されたのは、皮脂(タンパク質)です。お風呂に入ると毛穴が開き、湯船に皮脂が溶け出し
ます。次に入る人が、沸かし直し(追い焚き)をすると、風呂釜(給湯器)が湯船のお湯を吸い上げ
加熱し再び戻してきます。沸かし直しの作動だ止まると、パイプ(配管)内のお湯の動きも
止まり比重のある皮脂が、蓄積してしまいます。
これは、入浴剤を入れて沸かし直すのも同じ事が言えます。皮脂と同じように入浴剤の成分も
蓄積します。
※皮脂や入浴剤の成分を雑菌(レジオネレラ属菌・黄色ブドウ球菌・大腸菌群)などが「エサ」
として日々、増殖していますからメンテナンスは必須になってきます。
配管内に残った洗浄剤や皮脂を濯ぎ、お湯の状態を何度も確認し作業は完了です。
ありがとうございました 😀
風呂釜(給湯器)内部配管や追い焚き配管は、設置当時は滑らかで循環中に途中で汚れなどが
蓄積する事は少ない状態ですが、 長年使用すると少しずつ沈殿物が蓄積します。
沈殿物が多くなるとより蓄積しやすい環境と言えます。 日々、付着しにくい環境つくりが
大事になってきます。
既に症状(汚れ・臭いなど)を自覚されているのであれば一度お試しいただき今後の
目安になればと考えております。
丁寧に時間をかけて改善に努めて参りますので、ご検討のほどお願い致します。
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