川崎市宮前区のマンションに風呂釜配管洗浄でお伺い致しました。ご家族はご主人・奥様のお二人です。建物は
築12年 現在も給湯器は現役だそうです。毎回ではないが気が付くと「バスタブに青い物質が沈んでいる」
最初は、入る前に体に付着していたのがバスタブ内に落ちたものと思い込んでいたようですが、周りには
青いものは見当たらないしなぁ…と不思議に思っていたそうです。風呂釜の汚れも気になるので洗浄がてら
見てほしいとのご依頼があり、お近くなのでその日の夕方にお伺いする事になりました。
作業前の湯張り確認は特に問題は御座いませんでした。循環金具・アダプター・フィルターは糸くずなど
付着していましたので洗浄しキレイになります。
こちらは、循環部分を洗浄し出た汚れです。お湯の出入口なので定期的なお掃除を心がけてほしいですね!
こちらは洗浄作業中の様子です。お客様申していた青い物質が直ぐに現れました。これ緑青です。
給湯器内部は銅製の配管を使用しているので、長年使用していると経年劣化などで排出される事があります。
入浴剤を日々お使いのご家庭だと成分によっては銅配管の経年劣化を加速させる事もあるので注意が必要です。
洗浄剤はコーデテーラー オリジナル品を規定以上の量を使っているので洗浄力は抜群です。
給湯器の奥に溜っていた湯垢や汚れを雑菌ごと排出しています。
排水して露わになった複数の汚れや湯垢です。緑青も沢山排出されています。
お客様にもお話しましたが、緑青の出始めは給湯器の交換サインですとお伝えしました。
緑青自体は、体に害はないので安心ですが急に壊れると困るのでご検討される事をおススメします。
緑青の誤解
緑青(ろくしょう)青水は毒だと思っている方がいます。
それは全くの誤解です。昭和59年8月には、厚生省
(現厚生労働省)が緑青猛毒説が間違いであることを
認めています。昭和時代の教科書には「銅の錆の一種である
緑青には毒性がある」と書かれていました。
また、当時の百科事典にも緑青は「有毒」と書かれており
これらを通じて習った知識が長い間信じられてきたようです。
銅に対する正しい理解を得るため、日本銅センターは東京大学医学部に依頼し、緑青に関する動物実験を
6年間にわたって行い その結果、緑青は無害同様の物質であることが確認されました。
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