バスタイムを楽しむために入浴剤を使っている方も多いと思いますが、入浴剤の成分に
よっては給湯器を傷める原因になってしまいます。
特に、現在主流となっている一つ穴タイプ(強制循環)は バスタブのお湯を吸込み給湯器内部で
1200℃の高温で瞬時に設定温度まで加熱しています。内部の配管は銅製を使用していますので
入浴剤の成分によっては、銅を傷めかねないのです。
では、なぜ昔から銅を採用しているのか?
1.銅には抗菌作用・殺菌効果がある
2.熱伝導性が(熱を伝えやすい)優れている
3.加工しやすい
4.低コスト
など様々な利点があるので各メーカーでも、昔から採用しています。
銅製品は近年、精密機器や情報通信などの先端産業分野でも優れた特性を発揮しています。
金属の優等生と言っても過言ではありません。
では、バスタイムを楽しむ上で入浴剤とどう向き合えばいいのか?!
皆さんは、入浴剤を入れて追い焚きをしていませんか?
スペース
ご家族が入るお風呂ですから帰りの遅いご主人は当然 追い焚きで沸かし直しますよね!
でも、入浴剤は給湯器にとっては配管を傷める原因になります。追い焚き機能は便利で
重宝しますが入浴剤が入っているお湯を循環させるのはおススメしません。
上記でご説明したように給湯器内部の配管は銅製ですから入浴剤の成分によっては銅に
反応して劣化を加速させる可能性があります。また、接続部分にはゴムパッキンが
使われていますのでゴムの繊維を傷めてしまい溶け出してしまう事もあります。
では、どうしたらいいの!!?
✖追い焚きを(循環)せず、◯自動で(湯張り)お湯を新たに足してください。
自動(湯張り)は上水を給湯熱交換器(上部画像右側)で、綺麗な水を瞬時にお湯に変えて
バスタブに注がれますので給湯器自体を傷めることはありません。お湯を新たに足しますので
入浴剤も薄くなります。適量を追加して入れていただければ快適なバスタイムが送れます。
給湯器は、急に壊れると大変困ります。交換ともなると痛い出費ですよね!大切な資産を
どう長持ちさせるかちょっとした工夫が後々効いてきます。
ご興味のある方は、参考にしてみてはいかがでしょうか!
入浴剤の特徴と注意点
【にごり湯系】湯船の底が見えない乳白色などの入浴剤
無機系酸化チタンが含まれていることがあり、風呂釜の内部を劣化させ、故障の原因になる
可能性があります。
【腐食性のある入浴剤】硫黄成分が含まれているもの・バスソルトなどのソルト系入浴剤
金属部分を腐食させ、風呂釜の故障の原因なる可能性があります。
【発砲系の入浴剤】お風呂に入れると発砲して炭酸ガスを発生させる入浴剤
泡が循環経路に入ると風呂釜が正常に動かなくなる可能性があります。
【植物や飲料をいれる場合】ゆず湯で使うゆず・お酒・牛乳・お茶 など
入れたものから出るカスが微生物の餌である細菌となり、繁殖させる可能性があります。
この記事へのコメントはありません。